子どものスマホ・SNS利用を考える

大阪市内に住む小学6年生がSNSで知り合った栃木県内に住む35歳の男に監禁されるという事件が発生しました。

その男は、今回の事件が発覚する5ヵ月前にも茨城県内に住む15歳の少女を監禁するという行為に及んでおり、本件での男の逮捕に伴って15歳の少女も保護されました。

スマホが普及し始めた頃から子どものスマホ利用(特にSNS利用)は社会問題化していますが、今回の事件を通して子供を持つ親は子どものSNS利用をもう一度しっかりと考えさせられることになりました。

考え方

子どものスマホ利用は一切禁止
子どものSNS利用の禁止
子どものSNS利用の監視
子どものスマホ・SNS利用に口を出さない
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スマホ・SNS利用の一切禁止

自己加害防止のため

子どもは大人と比べると圧倒的に社会経験値が不足しています。

いま自分が〇〇という行動をとった場合にじゃ△△という事態が生じる可能性があるという危険予測を行うためのベースがとても貧弱です。

また、経験があったとしても大人ほどの十分な判断能力がないために誤った選択をするおそれがあり、そのせいで予期せぬ害悪が子どもに生じる可能性があります。

このような害悪の発生から子どもを守るために、大人は一方的に子どもの自由を制限することができるという考え方があります。

この考え方からすると

そもそも子どもにスマホを持たせなければいいんじゃない?

という結論に行きつくことがあります。

当然の成り行きです。

でも本当にそれで良いのでしょうか?

今の子どものはスマホ・SNS世代

私の2歳の子どももそうですが、親がスマホをタップ・フリック・スワイプするのを見てすぐにマネをしています。

「こうすればスマホが動かせる」ということを2歳にして理解しています。

「子どもの前ではスマホは使うな!」という意見もありますが、電話やメールなどの連絡も来ますし子どもの前でスマホを使わないというのは今の時代はかなり非現実的な(あるいはかなり困難な)ミッションです。

子ども達はスマホやSNSの発展とともに成長して育っていきます。

人類の有史以来、いままでに子どもがスマホ・SNSとともに育った時代はなかったのですから、参考にできる歴史なんてものは我々は知り得ていません。

子どものスマホ・SNS利用を否定するのは「前時代的」な考え方ですらなく、現実から逃避した単なる親のエゴです。

子どものスマホ・SNS利用に口を出さないのは教育放棄か?

うちは子どもの自主性を育むためにスマホ・SNSの利用は子どもに任せています!

というのはどうでしょうか?

これは一切禁止と真逆な考え方ですが、極端な考え方という点では同じです。

先にも述べたように、子どもは大人と比べると圧倒的に社会経験値が不足しています。

自分のとった行動によってどんな事態を招いてしまうかの想像力が大人と比べると乏しいです。

もちろんリテラシーの豊かな子は親が何も言わなくてもスマホやSNSを上手く活用していくでしょう。

しかし、そういう子ばかりではありません。

少し前にタレントのY・K氏が

Y・K
出方次第でこっちも事務所総出でやりますね。
Y・K
色々頭悪すぎなw

という脅迫・侮辱とも受け取られかねないメッセージを一般人に送り炎上した事件がありました。

大人でもこれなんです(笑)

大人でもこんなバカげたメッセージを簡単にやり取りしてしまうくらいなので、子どもであればなおさらその危険があります。

場合によっては事件に発展することも考えられます。

そうならないようにするためには、親がスマホ・SNS利用の一切を子どもに任せるというのは一定程度の危険を有しています。

子どものSNS利用は監視が最適か?

子どものスマホ・SNS利用の問題点が指摘され始めた頃から、子どものスマホ利用を監視するアプリがどんどん開発されるようになりました。

親が子どものスマホ利用を監視すること自体はそれほど困難ではありません。(もちろん完全に監視するのは難しいでしょう)

でも、可能だから監視すれば良いというのもちょっと短絡的です。

自分の思春期の頃を思い出して欲しいですが、

友達との電話でのやり取りの内容を親に聞かれてもまったく問題なかったですか?

嫌じゃなかったですか?

多くの人にとって「あまり聞かれたくない」というものだったと思います。

逆に「聞かれても全然OK♪」というのはコミュニケーションが相当取れている親子だと思います。

まったくいかがわしい内容でなくても、あまり聞かれたくないものです。

これを積極的に監視しようというのは子どもにとっては相当なストレスになるものです。

その結果、親子関係がギクシャクすることにもなりかねません。

親に監視されるというのは思春期の子どもにとってかなり嫌なものなのです。

何でも聞ける・話せる関係の構築

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今の時代、子どものスマホ利用・SNS利用を一切禁止することは現実的なものとはいえません。

スマホ利用・SNS利用を一切禁止することが可能であるとしても、今の時代においては子どもの成長過程に必要なツールを奪うことになります。

とはいえ、全面的に子どもの判断に委ねることは危険です。

子どもは大人ほど社会経験が豊富ではないため、危険予測を行うためのベースが貧弱です。

やはり、子どものスマホ利用・SNS利用に対して一定程度親が助言してやることは必要です。

子どもがスマホやSNSを安全に利用するには親の助言が必要です。

しかし、おそらく子どもは親が口出しをするのは嫌がるでしょう。

親の助言をすべてを受け入れる子どもなんていないと思います(笑)

そんな子どもに対して適度に助言を行うためには、月並みな言い方ですが、

普段から子どもに対して何でも聞ける関係・何でも話せる関係

の構築が不可欠ではないでしょうか。

そんなのわかってるよ

と言われそうですが、意識的に子どもとこのような関係を築いている親もそれほど多くないのでは?と思います。

子どものスマホ・SNS利用に対して親がどう接するか?

今後も積極的に議論されるべき問題です。



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