「ミキ」ツイート問題はなにが問題?

今朝は各テレビ局が『「ミキ」ツイート問題』について街頭インタビューを交えながら報道していましたので、「ミキ」ツイート問題についてちょっと個人評。

「ミキ」ツイート問題とは

そもそも「ミキ」ってなに?

「ミキ」とは吉本興業所属のお笑いコンビ(兄弟)で、兄・三木昴生と弟・三木亜生で結成されています。

お笑いが好きな人はもちろん、それほど詳しくない人でも名前くらい知っているという中堅どころの芸人さんです。

ちなみにミキ・亜生は釣り芸人でもあるので、私はそちら方面で知っているという感じです。

「ミキ」ツイート問題とは?

事の発端は、

京都市が、市のPRのためにミキの兄弟それぞれに各2回(計4回)京都市PRのツイートをしてもらう業務委託契約をミキのマネジメント会社である吉本興業と締結し、ミキのPRの業務委託料を100万円と設定した

そうです。

これに対して

Aさん
4回のツイートに100万円は高すぎる
Bさん
ミキのツイートからは京都市から依頼されたPRだとわかりにくい

といった批判が起こりました。(そりゃそうだ)

100万円は高すぎるのか?

「4回のツイートで100万円(1回のツイートで25万円)」という部分だけ聞くとメチャクチャ高いように感じます。

でも市場価格のある商品と違ってこういうタレントの持っている価値に対してお金を付けるというのは一律に〇〇万円以上は高いって決められるものではなく、様々な事情を考慮する必要があります。

・ミキのインフルエンサーとしての影響力(フォロワー数や見込みリツイート数)
・ツイッターの影響力(拡散力)
・バズったときの付加価値
・他のタレントを起用する場合の費用との兼ね合い
・例年の広告費との比較
・市のホームページによる広報活動、ポスターによる広報活動などとの比較
・ツイッターの即効性と持続性
・PRする層の検討

いろいろ挙げていくと考慮要素はかなりの項目になってきます。

100万円が高いという人は様々な考慮要素を検討した結果なのでしょうか?

100万円は妥当or安いという人は様々な考慮要素を検討した結果なのでしょうか?

結論からいえば「4回のツイートで100万円 」という部分が一人歩きしているようにしか思えません。

100万円が高いか妥当か(または安いか)は私にはわかりません。

100万円の広告価値の妥当性は一概には決まらない

ステマじゃないの?

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もう一つミキが批判されている点として、市のPR活動だとわかりにくいツイートはステマじゃないの?ということが挙げられます。

ステマとはステルスマーケティングの略で、消費者に宣伝行為と気付かれずに宣伝行為を行うこと
なぜステマはダメなのか?

ステルスマーケティングは消費者の信頼を逆手にとる宣伝方法です。

消費者は初めから宣伝が宣伝であるとわかっていれば、宣伝内容を話半分で受け止めます。

消費者
宣伝なんだから、どうせ都合の良いことしかいわないだろう

という心理が働くからです。

ところが宣伝を宣伝だと気付かない場合には、宣伝内容を真に受けてしまいます。

消費者
(宣伝じゃないのに)いいことしか言わないから、これはすごい商品かもしれない!

(本当は気付いていないだけで宣伝なんですけど)

なのでステマは消費者からは敬遠されます。

誰だって信頼を逆手に取られるのは嫌なものです。

今回の京都市とミキのツイートはまさにここに問題があります。

ミキのツイートには京都市のホームページへのリンクが貼られていて、その道に精通している人であれば「宣伝っぽい」って気付くのですが、

そうでない人にとっては「京都市出身のお笑い芸人が(地元愛から)地元を応援している」としか思えません。

ましてや、このツイートに高額の公金が支出されてると思っていた人はそんなに多くはないでしょう。

企業がステマを行う場合には、企業に対する信頼低下という市場のリアクションが生じるリスクがあるので、企業がステマを行うことに対してはある程度抑制的にならざるを得ません。

ところが、公共団体がステマをしたことで公共団体に対する信頼が低下したとこしても、「だから何?」ということにしかなりません。

(市の政策に対するよくある批判の一つにすぎないのです)

企業は業績悪化に繋がるリスクがあるのでステマに対して抑制的になりますが、公共団体はそんなの関係ありません。

情報を受け取る市民(国民)だって、まさか市がステルスマーケティング(というべきかどうかはともかくとして)をするとは思ってもいません。

このように批判の影響が生じにくい公共団体の広報活動ということを考えれば、ツイート内容に対してもう少し配慮があってもよかったのではないでしょうか。

そういう意味では、京都市の広報活動は違法ではないにしても適切とは言い難いものでした。

雑感

・100万円が高すぎるかどうかは一概には決められない
・市場による抑制の作用のない公共団体の広報活動ということに鑑みれば、京都市の広報活動は配慮を欠いており適切だったとは言い難い
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