山陰に住んでいてもなかなか行くことのできない街。
近いようで遠い、伝説の残る街。
今回、村長は雲南市にある須我神社を訪れてみました。
アクセス
須我神社は島根県雲南市にある歴史のある神社です。
その前に…
雲南市とはどんな街か?
実は、ヤマタノオロチ(八岐大蛇)が住んでいた街として知られています。
ヤマタノオロチは多くの人が耳にしたことがあるであろう伝説の生き物です。
そんな伝説の残る街が雲南市。
その雲南市にあるのが須我神社です。
ちなみに、須我神社は「古事記に記された日本で最初の御宮」というのがキャッチフレーズです。
ただ、神社と御宮の違いがよくわからないので、そのへんはあまり気にせずに行ってみました。
須我神社の本宮
須我神社の本宮は、県道24号線からわずかに入った場所にあります。
道に迷うようなことはありません。
鳥居周辺はかなり古そうに見えます。
鳥居をくぐって階段を上ると、こじんまりとした広場があります。
境内地はそれほど広くありません。
ただ、雑草のようなものもなく、境内地は綺麗にされています。
短めのやや急な階段を上った先に本殿はあります。
観光客も多いためか、『小綺麗な神社』という印象を受けました。
3歳以下の子ども連れて行くにはやや不安を覚える急な階段です。
須我神社の奥宮
須我神社には本殿のほかにも奥宮があります。
奥宮は本殿から2kmほど離れています。そのため、本殿から歩いて行くにはやや距離あります。
奥宮へは山道を登っていきます。
この山道は、さすがに小さな子どもが歩くのは危険です。
山道を進むと『禊場』(みそぎば)が見えてきます。
禊場からさらに進むと鳥居が見えてきます。
この鳥居からさらに100mちょっと進んだ場所が奥の宮です。
須我神社の奥宮に建物はありません。
祀られている大岩が奥宮です。
本当にここが奥宮か心配になりましたが、あとから来た社ガールがそれっぽい反応をしていたので確信しました。
おまけ
三氣御守
須我神社では『三氣之御守』と呼ばれる大変ありがたいお守りを取り扱っています。
かつては毎月2回の30体限定だったようですが、今では毎日出会うことができるそうです。
初穗料は3000円とややお高め。
せっかく訪れたので初穗料を納めました。
神楽の宿
須我神社の駐車場のすぐ隣には『神楽の宿』と呼ばれる伝承館があります。
雲南市のウェブサイトによれば休館日は月曜日ということで、火曜日に行ってきましたが、閉まっていました(;´・ω・)
行ってみる価値あり!日本初の宮!
今回は、なかなか行くことのない雲南市へ足をのばしてみました。
伝説の残る街というだけあって、水産業の街である境港市とはずいぶん違う印象を受けました。
特に境港市には山が一切ないので、山間にある神社や街を歩くだけで地元とは違った空気感を覚えます。
また、須我神社の奥の宮は、大岩を祀るという日本の古い信仰スタイルがそのまま残っている場所でした。
山道は崖になっているので小さなお子さんには危険ですが、一度は行ってみる価値のある神社といえるでしょう。