2年位前に「自宅で簡単にスパイスカレーが作れるという」テレビ番組のコーナーを見たのがきっかけでハマったスパイスカレー作り。
スパイス市場の写真を見ると、メチャクチャ色んなスパイスが並んでいます。
でも、極々平凡なスパイスカレーを作るために必要なのはわずか4種類。
そこで、スパイスカレー作りの準備のために必要なスパイス4種類についてご紹介します。
ホール(シード)とパウダー
そもそもスパイスを準備するにあたり、とりあえず迷うのがスパイスの形状の違いです。
スパイスには大きく分けて2種類の形状があります。
一つは、ホール(シード)と呼ばれるスパイスの原形を保ったもの。
もう一つは、パウダーと呼ばれるスパイスを粉状にしたもの。
この二つの違いは、主に香りの持続力と使用方法です。
ホールやシードと呼ばれる形状のものは、長時間経ってもかなりスパイスの香りが残っています。
その反面、混ぜるだけでは使うことができず、炒めたり、すり潰したり、折ったり、傷つけたりして使用します。
パウダーと呼ばれる形状のものは、時間が経つと香りのダイレクト感が薄れてきます。もちろん、香りはずっと残りますが、香りの鋭さがやや鈍ります。
ホール(シード)タイプとパウダータイプのスパイスが入手可能な場合、どちらを準備するかやや迷うところです。
基本4種類はコレ!
だいたいどのウェブサイトでもスパイスの基本として紹介されているのがこの4種類です。
・コリアンダー(パクチーの実)
・ターメリック(ウコン)
・カイエンペッパー(唐辛子)
僕も最初は疑っていましたが…笑
とりあえずこの4種類があれば、普通にスパイスカレーが作れます、マジで。
かっこ書からもわかるように、クミン以外が案外馴染みのある食材じゃないでしょうか。
クミン
クミンとは植物の種(タネ)です。
スパイスカレーにおいて欠かすことのできない強い香りがあります。
スッと鼻に抜けるスパイシーな香りです。
クミンには、シード(種状)とパウダーがあります。
いろんなウェブサイトを見ていると、シードでもパウダーでも良さそうな印象です。
僕も両方試しましたが、(僕の場合は)シードの方が使いやすくて好みでした。
ただ、どちらでも構いません。
コリアンダー
コリアンダーとはパクチーの実のことです。
パクチーは葉っぱを香草として使いますが、実はカレーのスパイスとして利用されます。
爽やかの香りの中にわずかにピリッとしたスパイシーな香りがあります。
スパイシーな香りは主張が弱めです。
コリアンダーはスパイスカレーやカレー粉に欠かすことのできないスパイスです。
ターメリック
ターメリックとはウコンのことです。
二日酔いや肝臓に効くというアレです。
ターメリックは草の根っこなので、どちらかといえば土っぽい香りです。
黄色い根っこなので、香りよりもカレーに色を付けるために使います。
…が、ターメリックを入れないと、味としても物足りなさを感じる不思議なスパイスです。
土の味なのに…
カイエンペッパー
カイエンペッパー(チリペッパー)とは唐辛子のことです。
カレーに辛味をつけるために使用します。
スパイシーというよりも、文字どおり辛味です。入れすぎるととにかく辛いです。
辛味をつけるだけなので、辛いのが苦手な人はなくてもいいスパイスです。
4種のスパイスから始めるスパイスカレー
『スパイスカレー』と聞くと敷居が高そうに感じます。
でも、(自分で美味しく頂くためであれば)使うスパイスの種類というのはそれほど多くはありません。
むしろ、スパイス以外の食材や調味料をどんなモノを使うかによって、ずいぶんと味が変わってきます。
スパイスは、あくまで味を調えるための調味料です。
これを意識するだけで、スパイスカレーはグッと美味しくなります。